20歳の政府有識者から見た「人生100年時代」の働く・学ぶ|<公式>人生100年を考えようLAB|野村不動産・関電不動産開発

人生100年を考えようLAB

100LABORATORY
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中学生で起業し、20歳の現在、平均年齢19歳のテクノロジーカンパニーを率いながら、慶應義塾大学総合政策学部で学ぶ三上洋一郎さん。内閣府「人生100年時代構想会議」の最年少有識者議員としても活躍されている三上さんに、これからの働き方や学び方などについて伺いました。

あえて高校を中退し、
ジャンルを横断して学べる大学へ

あえて高校を中退し、ジャンルを横断して学べる大学へ

中学2年のとき、「プログラミングで何かをしよう」とSNSで呼びかけて、学校帰りの部活のような、ライトな学生団体をつくりました。
メンバーには高校生もいて、最年少はたしか僕。学校以外に気の合う仲間がほしかったのと、父の仕事の影響もあって、小学3年生の頃からお年玉を貯めて株式投資をしていたので、国の政策などの話をしたいということもありました。その後、学生団体を法人化し、15歳で起業しました。

中高一貫校で、高校は1年間だけ通いましたが、会社の事業運営もあったので、毎朝7時に起きて18時まで学校という生活では、なかなかやりたいようにできない。家族とも話し合い、あえて中退して高校卒業程度認定試験を取得し、大学に進む道を選びました。

今はさまざまなデジタル関連の事業をしながら、慶應SFCで経営を学んでいます。校風から教員とも対等に話ができますし、複数の分野を横断して学べるので、経営者であっても技術やデザインといった専門分野の人たちと会話ができるようになる。その先のキャリアを考える上でも、進学した価値があったと思っています。

三上洋一郎三上洋一郎

リモートで働ける環境を生かし、
仕事と学業を両立

リモートで働ける環境を生かし、仕事と学業を両立

19歳だった昨年、政府の「人生100年時代構想会議」の有識者議員になりました。会議では幼児教育や大学の無償化から年金政策まで幅広く議論しています。議員になったことで、大学でも憲法学や教育政策など、学んでいる領域以外の教員にレビューをしてもらう機会も増えました。

講演で高校生に進路の話をすることもありますが、若い世代が老後まで心配しなくてもいいような政策提案をしていきたいと思います。

ふだんの生活は、仕事が6、大学が4ぐらいの割合です。どこにいてもリモートで働けるので、都心のコワーキングスペースを利用することもありますし、大学の近くに家も借りていて、自宅も含めて数カ所の拠点を行き来しています。同世代を見ても、そういう働き方や学び方に抵抗のない人が増えてきている感じです。

早くに起業をしましたが、中高時代を振り返ると学校がつまらなかったというわけではなく、義務教育などで全員が一定の学力をつけられる制度はむしろ大事だと思っています。
小学校でプログラミングが必修化されるのも、数的な思考力を育てたいということであれば大切な試みで、人生100年時代は教育もクオリティを高める方向に進んでいってほしいですね。

日吉キャンパスでも大学の授業をとっているので、今回の開発プロジェクトでどんなふうに街が変わっていくのか楽しみです。
僕自身、仕事とプライベートをあまり区別していないのですが、そういうライフスタイルを送りやすかったり、それぞれの関心事を共有できるような仕組みができると面白いのではないでしょうか。

三上洋一郎三上洋一郎
100LAB note
  • ・自分のやりたいことに合わせて、学ぶ時期や働き方を柔軟に考えていく。
  • ・これからは子どもの思考力を育てるなど、学びの質を高めていくことが大切。
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三上洋一郎(みかみ・よういちろう)

三上洋一郎(みかみ・よういちろう)
株式会社GNEX代表取締役CEO & Founder 内閣府 人生100年時代構想会議有識者議員
慶應義塾大学総合政策学部所属 

1998年生まれ。兵庫県出身。中学2年生でWebサービスの開発などを行う学生組織「学生団体GNEX」を立ち上げ、その年の夏にビジコンで審査員特別賞を受賞。その際にベンチャーキャピタルから出資確約を獲得。15歳になった2013年の3月に株式会社GNEXを設立し、代表取締役に就任。高校1年生の末に高校を中退し、その後高校卒業程度認定試験を取得し慶應義塾大学へ進学。現在はデジタルマーケティング事業を展開。2017年9月より内閣府の人生100年時代構想会議において有識者議員を務める。