「人生100年時代」のコミュニティのつくりかた -前篇-|<公式>人生100年を考えようLAB|野村不動産・関電不動産開発

人生100年を考えようLAB

100LABORATORY
100LABORATORY

プラウドシティ日吉で、街づくりのベースとなる仕組みの構築に関わられている広瀬郁さん。プロジェクトデザイナーとして公共性の高い事業に多く携わり、人と街の可能性をひろげている広瀬さんが考える、「人生100年代」がもっと楽しくなるコミュニティとは?

自分から何かを始めたくなる、
心が動くコミュニティづくりを

自分から何かを始めたくなる、心が動くコミュニティづくりを

人生100年時代は、これという決められたレールがあるわけではなく、一人ひとりが自分で考えて、行動していく時代になると思います。

コミュニティのあり方もこれまでと違って、物事を組織化するより、それぞれが自発的に何かを始めたくなるような場づくりや、そう思ったときに実行に移しやすい環境が大切になるのではないでしょうか。
そのためには、基盤となる仕組みにいかに自由度を持たせておくかが大事で、僕たちはそのデザインを、プロジェクトに関わる人たちと一緒に考えています。

最近では、葛飾区と一緒に子どものためのミニ図書館「絵と言葉のライブラリー ミッカ」をつくりました。図書館の仕組みを見直すことで、子どもたちが自分から本に触れたくなる場所を目指しています。小さい施設なので本の貸出しはしていませんが、芸人さんが来て本の世界を伝えてくれたり、海外の絵本や漫画を自由に読むことができたり。閉館後にはいろんな分野の大人が集まってきて話をするなど、これからが楽しみな居場所に育ちつつあります。

絵と言葉のライブラリー ミッカ
絵と言葉のライブラリー ミッカ

人と人が気軽に関わり合えて、
いつも新しいことが
起こっている街

人と人が気軽に関わり合えて、いつも新しいことが起こっている街

新しい街づくりが始まる日吉では、マンション内の住民というワクにとらわれずに、まわりの人たちと個々に楽しさが共有されていくような、開かれたコミュニティができるといいですね。

例えば、ランニングって始めてみるとこんなにいいよとか、カメラが好きだけど、みんなでやるとこんなに楽しいとか、バードウォッチングにはまっちゃっていますとか。いろんな人がその輪を出たり入ったりして多様になると、より持続的になるでしょう。

そういう場が、ぽこぽこと自発的に生まれていくと、いつもどこかで面白いことや新しいことが起こっている、活気のある街になるのではないでしょうか。

土壌を耕しておくと、どんな花が咲くだろうとわくわくするように、僕らは人と人がそんなふうに関わり合える仕組みをデザインすることで、未来に向かって成長でき、自分らしい生き方や暮らし方を見つけられるコミュニティづくりをサポートしたいと思っています。

広瀬郁広瀬郁
100LAB note
  • ・自由度のある仕組みをデザインし、
    一人ひとりが自ら動きたくなるような場づくりを。
  • ・まわりの人と楽しさが共有されていく
    コミュニティをつくることで、街に活気が生まれる。
100LAB note
next
広瀬 郁(ひろせ・いく)

広瀬 郁(ひろせ・いく)
株式会社トーン&マター代表
NPOピープルデザイン研究所理事
プロジェクトデザイナー

1973年東京生まれ。建築学を専攻後、外資系経営コンサルティングファーム、不動産企画開発会社に勤務。ホテル「CLASKA」では総合プロデュースを担当。独立後は、事業計画とクリエイティブの融合を目指し、施設・まちづくり・都市計画を中心に、プロジェクト自体をデザインする企画業務に参画。企業・行政などの「組織」と才能ある「クリエイター」のコラボレーションを生むチームを組成し、多岐にわたる新奇性の高いプロジェクトを推進中。著書に『建築プロデュース学入門』『ブリッジング―創造的チームの仕事術』(日経BP)がある。